かーちんです。
本日は遅ればせながらデザートローズの新拠点となりました『AKAI Factory』をご紹介したいと思います。
AKAI Factoryは、工場として使用されていた建物がクラフト作家が集まるシェアアトリエとして生まれ変わった所です。
約70年前の終戦の頃に、営んでいた工場を戦争のために失った事業所が集まって建設をされたそうです。
その後それぞれの事業所がこの場所を離れ、最後に残って営業を続けた赤井製作所は数年前に市内の工業地域に移転をしました。
残された建物は赤井製作所の社長の息子さんである赤井恒平氏の意志により、シェアアトリエとして生まれ変わることになりました。
シェア工場として始まった建物がシェア工房に帰結するなんて、何か不思議なものを感じてしまいますよね。
AKAI Factoryは西武池袋線・飯能駅北口から徒歩3分。
電車の見える所にあります。(駐車場完備)
入り口イベントスペース
写真は入居作家たどころけんたろう手描きTシャツ展を開催中の図
同スペースには自家焙煎珈琲のBeans Bmがあります。
量り売りで、その場で挽いてもらうこともできます。
ちなみに私は深煎り系のオリジナルブレンドがお気に入り♪
入居作家・陶芸家でもある岡崎商店セレクトの器の展示販売コーナーもあります。
入り口イベントスペースからアトリエスペースへ入っての眺め。
そして、なぜデザートローズがその場所へ?と、みなさまお思いだったことと思います。
簡単に話しますと、
「気の通う仲間たちとひとつの建物を丸ごと使用するようなことをしてみたい」
全くもって漠然とですが、そういったビジョンがずっと前から私たちにありました。
それを目標としてきたわけでは全くないのですが。
そんな私たちは昨年はじめ、偶然にも仲良しのレザークラフト作家・FILHOの塊多から、AKAI Factoryの計画の話を聞いて、ぜひ参加したいという気持ちになりました。
塊多のお父さんであるシルバーアクセアリー&ナイフ作家・WELL WORKSの宮尾真さんは、デザートローズの開店前に知り合って様々なことを教えていただいた先輩で、私たちとはもう15年来のお付き合い。
その宮尾さんが中心となって、この企画を進めているとのことでした。
そして偶然にも塊多は太陽と同じ学校(飯能にある自由の森学園)の後輩にあたります。(私の娘も同じ学校の卒業生なんです。またたまたま結果的にここに集まった多くが、この学校の関係者となりました。和紙造形作家の加茂孝子さんの息子さんが私の娘の同級生でもあったりします。)
他にも色々あるのですが、ひとつにはそのようなご縁に不思議な吸引力が働いたのかもしれません。
パーテーションの向こう側がシルバーアクセアリー&ナイフ・WELL WORKSのアトリエ。
カフェ・モクモクコーヒーの2階にはレザークラフト・FILHOのアトリエがあります。
アトリエスペースの奥手には、和紙工芸・十指作のギャラリーショップがあります。
このお隣には新たに2件の作家さんが近く入居することが決まっています。
入り口イベントスペースの中に、カフェ・モクモクコーヒーの入り口があります。
レトロな雰囲気を醸すモクモクコーヒー店内
こだわりの食材やグッズの販売も充実しました。
当初は吉祥寺の店との両立のつもりでいました。
でも、いざスタートをしてみると両立って難しい(^^;
特に私は、常に新しいこと・変化を求めてしまう性質。
今まで小さな変化を試みてきましたが、同じ場所での変化以上のものを求めてしまった結果なのかもしれません。
ただそれは、言い方を変えれば流れに乗るということでもある気もします。
そして常に単にモノを販売することだけではなく、『楽しさ』を提供し分かち合いたいたいという思いが私たちには一環して強くあります。
吉祥寺のデザートローズでは出来なかったことが、今、そしてこれから出来る環境が、ここにあります。
その小さな一歩として、9月2日からの展示を企画しました。
2日と3日はモクモクコーヒーが主体となるビヤホールイベントとタイアップ。
3日は吉祥寺時代に知り合ったシンガーソングライターのアカリノートのライブもあります。
イベントの詳細はこちら→デザートローズ15周年イベント ~吉祥寺から飯能へ~
これからのデザートローズをどのような形にしていくのか、まだまだ模索中とも言えますし、スローな歩みかと思いますが、みなさまのご期待を裏切らないように 新しい形を作って行くつもりです。
ぜひ今後とも、応援のほど宜しくお願いいたします(^-^)/