かーちんです。
もう11月ですね!
今年もあと残すところ2か月なんて! ほんとびっくりです。
本日は11月誕生石のシトリンのお話になります。
シトリンのルース(カービングカット)
シトリンの名前の由来は柑橘類の『シトロン』から来ています。
この名前、個人的にとってもステキだな、って思います♡
鉱物的には黄色の水晶で、和名は黄水晶です。
シトリンは紫色の水晶アメジストととても近い関係にあります。
どちらも発色の原因は、ケイ素を置換した微量の鉄イオンによる色中心 (色中心=特定の波長の光を吸収して色が着くこと)なのだそう。
色中心のエネルギー準位の違いにより、人間の目には紫色に見える水晶と黄色に見える水晶に分かれるそうです。
ざっくり言えば「ほとんど同じなんだけど、ほんのちょっとだけ違うのよね。」「でも色は全然違って見えるのよね。」
といったところでしょうか。(ざっくり過ぎ?)
天然で黄色の水晶はとても少ないため、販売されている多くはアメジストを熱加工して黄色に変色させています。
え?そうなの?イヤだなぁ。って思う方も多いかもしれませんが(私もはじめはそう思っちゃいました。)、『自然界においてもアメジストに熱や天然の放射線が当たってシトリンになることがある。』という話を知ったときに、なんか許せちゃいました!(笑)
自然界でも起きうることを、人間の手でやっているだけなのね。って。
ただし、天然石由来なら着色をしても何をしても『天然石』の名前での販売が許されているからといって、アメジストを熱処理したシトリンを『天然シトリン』とか紛らわしい呼び名で販売されていたりしたら、イヤです!
本物の天然シトリンもカラートーンは幅が広いのですが、アメジスト由来のシトリンのカラートーンもけっこう幅があります。
明るい黄色からブラウンに近い色まで様々です。
そして見た目の美しさではアメジスト由来のシトリンは、とってもきれいです。そのわりには価格がお手頃です。
本物の天然シトリンは産出量が微量なため、乱暴な言い方をすれば「地味な割に高い。」です。
ですから、あくまでも『天然色』にこだわる場合は本物の天然シトリンが、
『手頃で綺麗』を求めるならアメジスト由来のシトリンがおすすめです。
いずれにしても、自然界が長い年月をかけて育んでくれた宝物。
天然石は大切に扱いたいものです。
ー*ー*ー*ー*ー*ー*ー*ー*ー
当店では2001年の開業以来たくさんのお客様のご注文にお応えしてまいりました。
ペンダントネックレス,指輪,バングル他、ブローチなどなど様々なアイテムのオーダーメイドを承っております。お気軽にご相談を下さいませ。